ゲーム、パソコン、携帯電話の普及が日本人、特に子供たちの「脳力」を
急速に低下させていると指摘しています。
理由は、映像からの一方的かつ受動的な情報の洪水が子供たちの
コミュニケーション能力と考える力を次第に奪ってきているという。
そうした潜在的な問題をはらんでいるにもかかわらず、
親たちは、近頃の子供はゲーム機器や携帯電話の扱いをいとも簡単に
操作することができるのですごいと勘違いしている。
そうした情報通信革命が子供をはじめ人々の脳力を弱めている
というのはまことに皮肉な話である。
また、日本の多くの若者は地道な努力を厭う(いとう)ようになっているが、
中国やインドの若者たちが目を輝かせて勉学にいそしんでる姿に比べると
あまりにも落差を感じざるを得ません。