菅さんは、丸坊主して四国四十四カ所の遍路めぐりをした割には
物事を性急にしすぎるきらいがあります。
民主党の敗因は、菅さんが選挙を目前に消費税を
ぶち上げたことが挙げられています。
果たしてそうだろうか。
消費税は若干、影響したと思われるが、鳩山前首相と小沢前幹事長、
北教組のお金の問題や普天間問題の迷走、高速道路の無料化、ガソリン税の
暫定税率廃止などのマニフェストがことごとく実行されなかったことが
大きな敗因であろう。
さらに、選挙に消費税は鬼門であると歴史が物語っているのに、
菅さんはセオリーを無視してしまった。
消費税の議論を持ち出すのであれば、選挙後にじっくり持ち出せばよかった。
そうしておけば、たとえ、負けたとしても親小沢グループから突きあげられる
ことはなかった。
さすが、菅さんは瞬間湯沸かし器と揶揄される性格の持ち主が災いしたのか、
深謀遠慮が足りなかったと言わざるを得ません。