ことがありませんか。
そんなときに几帳面な人や神経質な人は、なにがなんでも
一つずつ終わらせなければ気が済まないようです。
しかし、過去を振り返ってみて何か問題を抱えたときに、
その一点だけを考えて解決したことはあるでしょうか。
仕事ばかりではなく、恋愛問題や家族のことなどに関しても
そのことばかり考えてしまい、よけいに苦しくなる経験を
どなたでもお持ちであるはずです。
よく問題解決のプロセスにおいて、直線的にまっすぐ向かえば
最短距離で問題解決できるというのは間違っているという。
かえって、寄り道したり、あきらめかけたりして
他のことを考えているうちに、突然解決策が浮かんでくる
ことが案外多いのです。
これまで日本の教育は、一つのことに集中することを良し
とされてきた感があります。
しかし、集中力がないなんて深く悩む必要はありません。
一つの作業に集中しているときは、頭の中が閉鎖状態であり
閉鎖されている思考回路では、良いアイデアは浮かびません。
複数の作業を同時に進行させているときは、
頭が開放されている状態である。
その状態でまったく違う作業をしていると、
その段階でアイデアが浮かんでくる可能性があります。
考えることだけに集中するよりも、
気分を変えて歩きながら考えるほうが頭がスッキリする
のと同じだと言えます。